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インドのセレブ チベット青年会議のハンガーストライキを応援

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(2004年11月18日 チベット青年会議のニュースより抜粋編集)

コレガル、マンガロール、チェンナイ、バイヤックッペ、そして現地バンガロールから100人近いチベット人がトゥルク・テンジン・デレクの早期釈放を求めて断食に集った。こうしてバンガロールのハンガーストライキの初日は皆の熱意と精神に包まれ、数百人のインドのチベット支援者らが早期釈放嘆願書に署名した。ハンガーストライキは、二日目、三日目と続けられる。

初日夜には、1960年代に活躍したサッカー選手のアルマイ・ナヤガン氏がハンガーストライキの参加者らに会うために訪れ、次のように応援した。
「私はチベット問題を充分理解しており、チベット人に大変強い同情を禁じえません。いつか、あなた方チベット人がゴールを決めるであろうことは信じて疑わないことです」

カルナタカ州ボーダ・マハサバの長官マバリ・シャンカー氏も応援に駆けつけた。マバリ・シャンカー氏は、トゥルク・テンジン・デレク問題に対してインド地元の政治家らが結束して支援し協力することを約束した。

ホッケーのインドナショナルチームの元キャプテンであるラメッシュ・パーメッシュワラン氏も訪れ、チベット人を祝福した。
「いかなる闘いもゴールを現実のものとするには、闘士の勝利を信じる気持ち如何によります。もし、あなた方が素晴らしい信念と溢れんばかりの決意を持っていれば、ゴールを決めることができるでしょう。本懐を遂げられますよう心より祈っています。私は偉大な力というものを信じていますよ!」
ラメッシュ・パーメッシュワラン氏は、さらにチベット人への援助と支援をこれからも続けることを約束し、その場で、ハンガーストライキの最終日の19日後にカルナタカ州のホッケースタジアムでハンガーストライキ参加者全員にディナーに招待することを告げた。

トゥルク・テンジン・デレク問題及びチベット問題の一般的な情報を掲載したパンフレットの他、参加者誰もが自分の考えや意見を交換し合えるオープンディスカッションも開かれた。これは重要な問題について学び、何かを得る素晴らしい機会となった。

「もしチベット人が今の自己満足のままで進めば大変な結果になるのではないでしょうか。もし我々が今のこういう状態が好きなままで行けば、次の世代に一体何が残せるのでしょう」
—チェンナイ大学のテンジン

「これまでの私の経験と知識によれば、テンジン・デレク・リンポチェは全くの無実であり、罰を受けるようなことはなんらなさらない。テンジン・デレク・リンポチェは、人々に奉仕し、決して人を殺さない菩薩です」
—トゥルク・テンジン・デレクの弟子であり、ゴマン学堂からやってきたテンジン・ギュルメ。

「私は、チベット人社会における中道アプローチ側に立つ側とチベット青年会議側が主張する完全なチベット独立を求める側の討論を無用なものだと思いますよ。だって私は、チベット問題にはどちらの側の主張をも必要なものだと信じているのですから!」
—パラ家(チベットの由緒ある貴族の家系)出身の62歳になるペマ・ワンダック氏。

午後には、熱心なチベット支援者であるアーシャ・レディ女史による会議が開かれた。
「私は今までチベット人社会にこれほどの素晴らしい絆を見たことがありません。この絆によって、チベットのための闘いは強固になり、さらに有益な結果を生み出すことでしょう。私たちは、チベットではなく様々な案件で、能力、エネルギー、強さを分散させてしまいます。忙しすぎてチベット問題にかかわれないなんてありえないことですよ!」
—アーシャ・レディ女史

全インドからの参加者を集めたリレーハンガーストライキの幕を閉じるセレモニーは、11月19日マハトマ・ガンジー像で行われる。そのセレモニーの主賓は、南インド映画のスーパースターであり、カルナタカ州の元首相シリ・S.M.クリシュナ氏の孫にあたるラーミャさんである。

バンガロールに集まった支援者たち
南インド映画のスーパースターであり、カルナタカ州の元首相
シリ・S.M.クリシュナ氏の孫にあたるラーミャさん